面白かった本2019

この記事は日本Androidの会秋葉原支部ロボット部 Advent Calendar 2019の25日目の記事です。

phaさんが毎年「面白かった本20xx」という記事を書いていてとても参考になっているので僕も似たような記事を書いてみようと思います。普段は読書メーターに読書感想文を書いているので、もし気にいっていただけたらフォローしていただけると嬉しいです。

世界を変える「デザイン」の誕生 シリコンバレーと工業デザインの歴史

最終的にはIDEOに所属する人材によるシリコンバレーと工業デザインの歴史と考察です。本書ではHPの関数電卓からの主にソフトウェアを伴う製品の工業デザインについて歴史を外観し、”シリコンバレーはいかにデザイナーにとって恵まれた土地なのか”指摘しています。しかし、この工業デザインの歴史は長いので、予算と決断力さえあれば、当該のメリットは他国でも模倣できると感じた。特に深圳は今後工業デザインにおいて重要な土地になると感じました。もし新興国がかつての日本のように米国の良い点を模倣し続けるなら、シリコンバレーのデザインではない次の強みは何になるのだろうか、とも妄想しました。

ザ・クオンツ 世界経済を破壊シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

ブラックスワンを読んでから読みました。野球予測など様々な分野の予測手法と現実について切り込む本です。本書はベイズの定理をモデルとして主に採用していますが、現実を説明するモデル一般に本書の警告はあてはまると思いました。本書によればモデルを活用する際、A.過去データを使ってモデルを作り、B.モデルから逸脱したデータが見つかったらモデルを修正します。これは不具合や再発防止についても同様で、Aはいつまでも完璧にならず、Bは必ず発生することになります。Bを完全に防げないからといって、Aつまりモデルを構築して予想/解釈するのをあきらめるのは文明の衰退だと知りました。一方で「再発防止」という言葉を開発現場で使うとき「過去データから予想される範囲の不具合をゼロにする」という意味ではなく、もっと単純に「モジュールの不具合をゼロ件にする」という意味で使うことも散見されるのではないでしょうか。モデルは現実を完全に説明するものではないので、モデルが完全であっても現実を正しく予想できるのではないということを忘れないようにしたいです。

反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

反脆さという指標を導入して統計モデルを狂わせる外れ値であるブラックスワンへの対策を考える随筆です。反脆さは絶対的な指標ではなく脆い対象との比較されます。つまり絶対的に反脆いものは存在せず、例えば #物理学は経済学より反脆い といった表現を伴う少し曖昧な用語です。問題は反脆さを如何にして手に入れるかですが、本書では計画のないランダムな試みを担保することが重要と主張しています。例えば長期的な目標のない会社、計画のない研究もしくは探索といったような。学問が一律の知識を学生に植え付けることも害があることもあると警告していて、教育とは何かについて考えさせられました。

サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

元同僚には”単に仏教での瞑想から仏教色を取り除いたのがマインドフルネスです”と聞いていたので、あまり期待せずに手に取りました。しかしこれが良書で、非常にローコンテクストな表現でマインドフルネスの実際のエクササイズとその効用、そしてなぜ行なうのか、さらには周辺の組織におけるコミュニケーションの問題など幅広い問題への対策になると主張しています。本書では沢山のエクササイズが提示されますが、いきなり全てを独力で身につけるのは大変そうです。まずは一日3分だけ内なる自分を探す瞑想をかかさずやろうと思ったのですが、1/3ぐらいサボっています。これまたどこかの本で読んだのですが「ものごとの因果関係には向きがない」そうです。つまり「体調が悪いから瞑想ができない」のではなく「瞑想をしないから体調が悪い」のかもしれないのです。なんとか習慣化したいところです。

NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版

「サティア・ナデラ氏がマイクロソフトのCEOに就任した時、経営幹部全員に渡した」と聞いて読みました。この手法は、観察する/感情を認識する/必要としていることを明確にする/要求を主張する、というプロトコルに基づいて自分と他者が対話を行ないます。この時、相手の言葉に「共感」することが大事だと本書は主張しています。共感と理解は異なり、相手がこのプロトコルに基づいて対話していない場合においては単に自分が共感するだけでも効果があるとのことでした。自分なりに解釈すると共感とは相手の事柄を追体験することなのかなと感じました。共感力の習熟には鍛錬が必要そうです。

宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 上/下

#時間の正体 というサブタイトルに惹かれてざっくり読みました。エントロピーはほぼ常に増加し、物理学は時間を過去未来両方に対して平等に扱います(対称性がある)。このことからエントロピーは現在から過去に向かっても増大することが確からしいのですが、直感とは異なると指摘します。著者はここでエントロピーがビッグバンから単調に増加していることに話を流すが、飛躍していると感じました。本当に時間だけが一方通行の次元なのかはよく吟味する必用がありそうです。結局本書の段階では時間と空間が分離できないアトミックな要素なのかは決着がついていないようでした。上巻を読んだ時に期待していたインフレーションとは「エントロピーの高い初期宇宙に、10kg程度の空間がゆらぎと斥力によって爆発的に膨張し、インフラトン場で空間を均一に満たし、場の斥力が引力に相転移し、量子ゆらぎを種にして銀河/恒星を作りあげた」という流れのようです。インフレーションの後にビッグバンが起きたんだと勘違いしていました。

日本人の9割に英語はいらない

カフェに置いてあったので”はじめに”と目次を読んで中身をざっくり読みました。最初は「英語教育に対する老害本かな」と思いましたが、最良の英語学習啓発本の1つでした。本題は逆に取れば「日本人の1割であるエリート層には英語が必須」ということになります。つまり「あなたはエリートになる自負がありますか?」と本書の前半で読者に覚悟させて、その覚悟を持った人材だけが本書の後半を読むモチベーションを得られるというしくみです。英語が自分に必要とわかっているなら本書の後半だけ読めば役に立つでしょう。また5章でオススメ本紹介があるのでそこも読みましょう。

21世紀の資本

核となる主張は「資本収益率は常に成長率よりも高くなる傾向がある。これは資本と労働の間に格差を産むことになる。是正には累進所得税などの政策による介入が必要」ということです。本書半分はその論拠を過去のデータから集めています。フランス出身の経済学者であるために本書後半における政策の分析がEUを前提としていて、日本や米国の参考にならない点が気になりました。EUはソビエトにも比類する壮大な社会実験で、経済政策を議論するにはもっとシンプルな国の方が良いのではないでしょうか。過去の常識を小説の中に見出す手法は面白いです。

C++テンプレートテクニック 第2版

泣きながらC++を使うことになってしまった悲しい生物に対して、この言語の難解な機能の一つであるテンプレートについてかなり丁寧に解説してくれる貴重な本です。個人的に仕事でC++を本格的に使わざるをえない状況になり手に取りました。C言語のマクロで黒魔術的にテンプレートのようなものを作っていた20世紀の振り返りから徐々にテンプレートの具体的な使い方を教えてくれます。一方でC++のテンプレートには互換性のためとはいえ罠が多すぎるという感想を改めて持ちました。自分自身のためにコードを書くときに、主体的にC++を選ぶことはないでしょう。

バッタを倒しにアフリカへ

バッタ研究者のモーリタニアでの研究雑記。昆虫に対する知識がなくても純粋なアフリカ旅行記としても楽しめます。30代にして大きな成功を掴んだ著者の努力と能力は素晴しいと感じました。一方でやはり生存者バイアスはあると感じていて #失敗した研究の顛末 も是非読みたいです。 #論文を出すために新発見をするという風潮 というのは全く同感で、そのために今も僕の研究への情熱を冷えてしまっています。バッタの大規模被害が稀にしか発生しないため現地の研究所への資金援助が打ち切られることがありがちという話を聞いてここにも反脆弱性で言うところの #脆さ があると感じました。

地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図

地政学の観点から世界各国の過去と未来をうらない、”米国は世界の警察として、さらに自国の利益確保のために何をすべきか”提言する本です。主に米朝関係に興味があったのでひろい読みしました。第三部での提言、すなわちメキシコとの隔離が、恐ろしいほどトランプ政権の施策と一致しています。この本の翻訳は2014年出版なので間違いなくトランプは読んだもしくは伝聞したのでしょう。また米国をローマ帝国と比較しているのも冷静な認識だと感じました。米国がローマの第二段階に撤退しながら外交によってユーラシア大陸への影響を維持することができるのか、動乱の時代が待つのか。やはり未来予測は難しいと感じました。

巨大システム 失敗の本質: 「組織の壊滅的失敗」を防ぐたった一つの方法

今年読んだ本の中で一番興味深かったかもしれません。規模の大きさにかかわらず”システム”が失敗する要因と対策を紹介する本です。また本書の多くの部分はソフトウェアと無縁なシステムが失敗する例が掲載されていて、ソフトウェアエンジニアには新鮮です。本書によるとシステムは”密結合”と”複雑な相互作用”の強度のによって分類できるとしていて、この両者が強い場合には失敗の被害が大きくなるとしています。(多くの場合ソフトウェアによって)この強度が増大する傾向があるというのも自分の実感と一致しました。対策手段も紹介しているが失敗の低減はできても、根絶することは難しいと感じます。それでも本書が提案する簡易な防止策は様々なシステムで役に立つでしょう。脚注の参考文献も参照。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に投票しました

投票結果

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に:

  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に2ポイント
  • バンガード 米国長期国債 ETF(VGLT)に2ポイント
  • iシェアーズ・ゴールド・トラスト(IAU)に1ポイント

を投票しました。

なぜ?

一時期Amazon/Microsoftの生株を保有して危ない橋をわたってきた僕ですが、さすがにリセッションが近いと感じると同時にぐっすり眠りたいので何時でも安定したポートフォリオを探していました。

まず、もし来年リセッションが起きると手持ちの資産はどうなるのでしょうか?2008年のリーマンショックを思い出してみましょう。

なんと全世界の株式が半年で50%下落しています。

すると当然この下落と反対の動きをする資産を組み合わせてリスクを打ち消したいと思う訳です。つまり負の相関のある資産が必要になります。

例えばロボアドバイザー(WealthNavi)でリスク許容度を2に設定してみると…

  • VTI: 26.2%
  • VEA: 10.1%
  • VWO: 5.0%
  • AGG: 35.0%
  • TIP: 13.6%
  • GLD: 5.1%
  • IYR: 5.0%

ところが、上記の資産は金(GLD)以外は株式に対して負の相関を持っていないようです。IYRにかぎっては完全に正の相関です。

一般には「株式は債券と逆の相関を持つ」と言われてきましたが、現在では特にリセッション時にはどうやら株式と債券は正の相関を持ちはじめたというのが通説なようです。これは困った。

レイ・ダリオの「オール・ウェザー(全天候型)」ポートフォリオ

そこで知ったのが、レイ・ダリオの「オール・ウェザー(全天候型)」ポートフォリオです。詳しくは左記のページを読んでいただきたいのですが、このポートフォリオにおける各資産の相関を見てみましょう。

上記からわかることはいくつかあると思います:

  • TLT(米国長期国債)は株式と負の相関を持つ
  • 全世界株式は米国よりも復興が遅い
  • 金はそもそもどの資産とも相関がなさそう
  • TIP(物価連動債)は言葉通りに捉えるならインフレーションに負けない資産というだけなのでは

上記をふまえて株式の下落を打ち消すようなポートフォリオを考えてみましょう。先のページで紹介されているPORTFOLIO VISUALIZERを使います。

直近10年について以下の3つを混ぜるだけで分散投資でき、なおかつ元のレイ・ダリオのポートフォリオよりもパフォーマンスが良いようです:

  • 米国株式(S&P 500等)
  • 米国長期国債(SPTL,VGLT,EDV,TLT等)
  • 金(IAU)

上記の配分はもう完全に好みの問題だと思います。米国一点集中投資で良いのかは今年12月のクリスマス商戦で明らかになるでしょう。

結局何を買うの?

米国株式についてはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を円建てで買いたいです。資金が不足した際には単純にこの投資信託を売ればいいだけです。後述するようにドル資産を持つために、リバランスをする際にS&P500をドル資産で買いたくなったらVOOを買う予定です。

金についてはiShares Gold Trust(IAU)を買っています。円建てで買うこともできるのですが、長期保有したいことと、後述するドル資産の運用のためもあってドルでETFを買っています。

米国長期国債。これが今回のポートフォリオのキモです。米国がゼロ金利政策に追い込まれないかぎりは有望な資産です。しかし残念ながらこれを買うには生の米国国債を買うかETFしかありません。どちらにしてもドル建てで買う必要があります。そのため資産の半分がドル建てになってしまうことは、このポートフォリオでは不可避です。レイ・ダリオ自身はTLTを保有しているようですが、僕はバンガード信者なのと、経費率が安いので、VGLTを選びました。ひょっとすると来年は、純資産総額が高く、経費率が安いので、SPTLを検討しているかもしれません。

このポートフォリオが最適解なの?

もちろんそんなことはないと思います。このポートフォリオが機能しない簡単な状況は米国がゼロ金利政策に追い込まれることです。さらに今回は為替リスクについて全く考慮しませんでした。

レイ・ダリオは「中央銀行はいずれ時代遅れになり、現代金融論(MMT)のような別の仕組みに取って代わられるのは「不可避」だ」と発言したそうです。これはつまり市場の外から市場をコントロールするプレイヤーが存在しない世界になってしまうということです。爆発的に膨れ上る信用、そしてふとしたきっかけに起きるリセッションによる資産の半減は市場の外からコントロールできないということです。コントロールするプレイヤーがいないのであれば、金の保有比率を増やすしか今の僕には思いうかびません。

一方で為替リスクについては少し楽観しています。自分の理解では今の日銀はゆるやかなインフレーションを達成するために円を大量に刷っているはずで、急激な円高が起きるのは想定しにくいためです。為替リスクを最小化するためにも金を現時点でも15%程度まで多めに所持しておくのは案外ありなのかもしれません。

転載: Facebookにさようならメッセージを書いた

この続きはTwitterで放送します / https://twitter.com/masterq_mogumog

多くの人が既に宣言していることですがFacebookがTwitterからのつぶやきを連携できなくなってしまったので、僕のつぶやきはFacebookには流れなくなりました。さようならFacebook。楽しい夢をありがとうございました。

2018年10月時点では Mastodon =1=> Twitter =2=> Facebook の流れでつぶやきが流れていました。Facebook社がこの2番の結線を切ったのです。

ザッカーバーグ。もう一度 http://japanese.joelonsoftware.com/を読むべき時なんだ。今からでも遅くないよ。

流れの一次元のMastodonは https://pawoo.net/@masterq です。たぶん。。。ほとんどMastodoユーザはいないと思うので、本当に気が向いたら購読ください。

さようなら。 #開かれたWeb を信仰できない悲しい魂。僕は君の決断を尊重します。

替え歌: マカーにやさしく

http://mojim.com/twy112067x5x25.htm

気が狂いそう きどったマカーが好きで
ああ あなたにも使わせたい
このまま僕は タイル画面で生きよう
ああ いつまでもこのままさ
僕はいつでも タイプする時は
ThinkPadの上から
赤ちくびを押している
触ってほしい あなたにも
クリクリ!

マカーは誰でも ビルドエラーを見るもの
ああ 僕だって今だって
叫ばなければ やり切れない嘆きを
ああ 大切に捨てないで
マカーにやさしく してもらえないんだね
僕が言ってやる でっかい声で言ってやる
非互換って言ってやる
聞こえるかい 非互換!

信仰だけじゃ マカーは解せないから
ああ 理解してあげられない
見当はずれの 要求聞く時に
心の中では オシャレって言っている
聞こえてほしい あなたにも
オシャレ!

 

デブとして生きるということ

生きづらい昨今皆様いかがおすごしでしょうか。今日は僕の生きにくさについて共有して、何かの役に立てればと思いブログを書きます。

デブり

僕はデブなんです。まったくもって。ハイ。下記のようにがんばってダイエットしてみたんですが、、、

graph

10キロ痩せたのに、5キロ以上リバウンドしています。あんなにプールに行ったり、断食したり、朝食抜いたりして頑張ったに、なんということでしょう。

これは圧倒的にマズい状況です。打開策が求められますが、まずは現状認識をしましょう。

夜型生活

どー考えても僕は夜型です。だいたい午前中に有意な成果を出せる日はほとんどありません。午後もほとんど元気がありません。夕方になって重い腰をあげて仕事をして、気がついたら21時にスタバに今いる、みたいな感じです。

夜型である分には(社会人としてまっとうではないかもしれませんが)体重には影響ないはずです。しかし、、、

過食

過食です。つまり、、、

  1. 朝食をそれなりに食べる
  2. 昼食をそれなりに食べる
  3. 夕食をがっつり食べないと落ち着かない
  4. 眠れない夜はさらに布団の中でカラアゲを食べないと眠れない

4が明らかに欠陥です。1を抜いたとしても4が改善しないかぎり体重は減りません。しかも1を削除すると出社して午前中はほとんど仕事になりません。脳が動いていないのが体感できるぐらいパフォーマンスが劣化します。

改善策

朝型生活と過食の抑制を目的に試行錯誤をこの半年繰り返してきました。それらを難易度の低い順に列挙してみます。

PCとスマートフォンにブルーライトフィルタを導入する

寝床でPCはスマートフォンの青い光を目に入れると眠れなくなるそうです。そこでその青い光を軽減するために以下2つのアプリケーションを僕は使っています:

上記どちらも時間帯によってディスプレイの画面を黄色がかった色に変えてくれます。もっと早く導入すればよかったです。

寝床の明りを白から黄色に変更する

引っ越したときに白いライトを天井につけてしまいました。効率的に仕事に集中したかったために色を選んだのですが、逆に眠りにくいという結果に。今は黄色いテーブルライトを棚につけて白いライトをつけないようにしています。なんのための天井のライトなんだ感はありますが、貧乏なのでしょうがないところです。

おやすみストレッチ

上記の本を読んで、簡単な3つのストレッチを寝る前に導入したところ効果がある気がします。問題は「布団の中でYouTubeを観てから寝たい」という欲望にさからってストレッチを実行できるかにかかっています。結局は寝る意思の問題だったのだ。。。

夜21時半には布団に入る

「早寝早起き」という言葉がある通り、朝型生活をするためにはまず早く寝なければなりません。これがむつかしい。既にこのブログを書いている時点で21:40にスタバで作業しています。結局夜に成果が出やすい以上、夜起きていたいという要求には勝てません。。。どうしよう。。。

朝8時前に出社して夕方18時には退社する

一見無謀な「8時前出社」。実は簡単です。夜21:30までに布団に入っていれば8時間睡眠するとして朝5:30に起きることは容易いはずだからです。問題は「時間を守って布団に入る」「布団に入ってすぐ寝る」ことの2点によって導かれます。

夕食を食べないで済むなら食べない

僕は夜お米を食べるために生きているようなところがあり、本件達成困難です。飲み会の後の暴飲暴食も本件に関連していて「お腹がいっぱいじゃないと眠れない」という特性をなんとかして変える必要があります。

職場で筋トレをしながら仕事をする

新宿の某社でRubyなインフラ屋さん見習いをしていたときには会社の設備としてダンベルがあって、筋トレしながらコードを読んでいたのでした。同じ環境が今の会社にもほしいと思ってダンベルを買おうとしたら、妻に「あなたは怒ると暴力をふるうから、近くにダンベルがあったら殺人事件に発展しかねない」と忠告されました。むつかしい。。。

スケボーを練習する

Pennyのスケボーを買ったんです。主に職場近郊の移動に使う予定でした。スケボーは普段使わない筋肉を使うらしいので運動にももってこいだと思ってたのです。

ところが。。。乗れない。乗れないんです。全くスイスイ乗れる気がしません。運動音痴な僕にはどうやらかなり練習が必要なようです。以下のような乗り手になるまでにはいったいどれぐらい練習が必要なんでしょうか。つらい。。。

朝7時からジムに行って{泳いで,ダンベル持ち上げて}から出社する

完全朝型生活をつきつめた結果はどうなるんでしょうか?朝7時に職場近郊まで到着していればフレックスの出社時間は朝10時なので2時間以上時間があることになります。であればもういっそ朝運動してしまってはどうでしょう?

調べてみると今の職場(新宿)にはジムとプールがあり、しかも朝7:00-10:30までなら4860円/月で使い放題らしいです。これはいいジャまいか。と思ったのですが、朝7:00に新宿に到着するためには家を5:30には出ないといけません。朝食のことも考えると朝5:00には起きる必要があります。一週間ぐらいはこのサイクルで生活できましたが、継続するのは困難なようです。でも朝出社すると横浜線が多少空いていていいですね! がんばっていきましょう。

これからどうなる?

こればっかりはわかりません。バフェットの食事はかなり不健康だそうで、あまり健康に気をつかいすぎず、気のむくままがいいのかもしれないです。

“一丸銀河”: 息子の卒業式でのPTA会長スピーチ

一丸銀河

昨日は長男の卒業式でした。小学校の校長先生はたいへん優秀で良い学校運営をしていただき、また卒業式でのスピーチもすばらしかったのですが、驚くべきことにPTA会長さんのスピーチがその十倍すばらしかったので、ここに履歴を残そうと思います。

僕の記憶では彼のスピーチの概略は以下のようなものだったと思います:

「先程校長先生がおっしゃられていましたが、6年生の皆さんは学級の標語を四字熟語として、生徒と先生が2文字ずつ漢字を選んでこの「一丸銀河」という言葉を自分達で創造したとお聞きしました。

この一丸銀河ってどういう意味なんでしょうか。皆さんは銀河って何だか知っていますよね。そうです。無数の星の集まりが銀河です。この星達は色々な個性を持っています。小さな星もあれば大きな星もあります。そして星には重力があり、お互いを引き寄せ合うんでしたよね。小さな星は小さな星なりの重力で、大きな星は大きな星なりの重力でお互いを引き寄せ合うんです。銀河はそんな様々な個性が各々リーダーシップを持ってなりたっているんです。

私は一度、この一丸銀河をこの目で見たことがあります。

それは6年生の皆さんが運動会でソーラン節を踊っていたときのことでした。あの時突然スピーカーが故障してしまい音楽が止まってしまいました。その一瞬、その場の全員が立ち止まってしまいましたよね。驚いたのはその直後でした。皆さんは先生に指導されることもなく、なんの指図も受けずに自分達一人一人がリーダシップを発揮して「音楽がなくてもソーラン節を最後まで踊るんだ」と暗黙の内に踊り続けました。途中からは観衆も手拍子をはじめて、まるで運動場にいる全員が一体になったかのようでした。これこそ一丸銀河そのものだと感じました。

中学校に進学し、そしていつしか大人になりこの町から巣立っていく皆さんも多いと思います。それでもいつでもこの町に戻ってきてください。素晴しい森とお米と町の人の笑顔が皆さんを待っています。」

本当にすばらしい。ジョブズもびっくりです。「一丸銀河」。20世紀に我々日本人が持っていたはずで、今は台湾や中国にひきつがれているであろう、この精神を今ふたたび我が国も見直すべき時だと感じました。

僕の職歴4: ZSさんとの記憶

人物紹介の続きです。今夜はZSさんです。

ZSさんは僕が最初に配属された職場の上司でした。彼は本来はマネージャのはずだったのですがなぜかMIPSアーキティクチャのリカバリーシステムをがりがりコーディングもしていまいた。

最初の内は彼と僕は衝突することが多かった記憶があります。その1つはソフトウェア特許です。知財の方と一緒に僕が作っていたbootloaderの特許を掘り出す会議に彼と同席したのですが、僕はまだ学生気分が抜けておらず「ソフトウェア特許なんて御免だ」と感じていました。何を聞かれても「オープンソースコードを流用して作ったので新規性は何もありません」とオウムのように繰り返して発言しました。当然会議は決裂し、ZSさんは「もういい!」と叫んで会議室を飛び出していってしまいました。もちろん彼だって好きでソフトウェア特許など書きたい気持ちなどなく、仕事の1つとしてしかたなく推進していたはずなのです。当時はそんな簡単な事情も推察できないまま口論していました。反省しています。

衝突のもう1つはストレージのフォーマットについてです。bootloaderはかなり肥大化してしまい、出荷時のフォーマットではセカンドブート部分をハーティションの隙間に押し込めるのは困難でした。そこで僕はストレージを再フォーマットしてセカンドブートの置き場所をパーティション外に作る案を提案しました。ペアリーダのEさんは僕の案に同意してくれましたが、ZSさんは「フォーマッタが必要になる。空のFATパーティションなら最初のファイルエントリはパーティション先頭に配置されると仮定して良い。つまりセカンドブートの置き場所はパーティション先頭がふさわしい」という案を推奨しました。僕は「仕様にない挙動は仮定してはならない」という理由で彼の案を却下しました。Raspberry PiががりがりSDカードフォーマットを変更、というかイメージまるごとddしてしまっている現在から思うに、某アソシエーションの顔色など気にせずに、フォーマッタなんて作らずに、イメージをddする方式を大胆に選ぶべきだったのかもしれません。「第三の解」を見つけるようにこれからは気をつけようと思います。。。

そのうち、なぜかZSさんとは楽しく意見の衝突をできるようになりました。彼はプレイングマネージャなので超多忙だったはずなのですが、気軽に声をかけてくれました。彼の切り出しはいつも「最近どう?(ニコニコ)」で、意見に納得が行かないと「ナーンセンス! (ニコニコ)」。

彼との議論はいつもとっぴょうしもなく常識はずれでした。「なんでNetBSDはTCP/IPプロトコルスタックをモジュールにして着脱可能にできないんだろうね?だったEthernetのない機械ならTCP/IPなんていらないじゃん!」「なんでNetBSDは仮想メモリのON/OFF切り換えができないんだろうね?デバッグ時はMMUの保護はいるけどさぁ、出荷した後にSEGVとか起きてもどうしようもないじゃん。MMUはオーバヘッドだし。出荷前はMMU有り、出荷後はMMU無し、デバッグ時はMMU有り。なんでできないの?」当時はどれも荒唐無稽に思えましたが、今その真の意味をかみしめている日々です。

某社を辞める直前、小田急線沿いの事業所の休憩室で、「どう最近?」と聞かれて、「いやぁ大変ですよ、やることが山盛りで、、、」「そういえばさ、ウチで新しいプロジェクトをはじめるんだけど来ない?」「行きたいのは山々なのですが、、、まだ残した仕事があります。。。向こう1年は動けそうにないです。。。」この会話の数ヶ月後に僕は某社を辞めることになります。あの誘いに乗っていたら、今の僕の人生は全くことなるものになっていたと思うと複雑な気持ちです。

後になって知ったのですが、昔、彼は僕も学生時代に使っていたノートパソコン規格を某I社との共同会社で作っていて、(残念ながら)その共同会社が解散しまった後、本社に戻ってきた引き上げ組の一人でした。この「引き上げ組」人材は社内のどこでも活躍していた一種のブランド人材だったようです。どうりで仕事ができる人だったわけです。

2年前に自分の転職のお祝い会で再開したのですが、「岡部はまだふらふらしてるのかー。今度はちゃんと働かないとな!」といつもどおりニコニコしてアドバイスをくれました。ジョブホッパーにはジョブホッパーの論理や理由や信念があるつもりなのですが、いつか自分の信念について彼と話せる日が来るといいなぁと感じています。